08/12/04 23:08:48 0
麻生政権が、発足2か月余りで早くも失速気味だ。
「衆院選の顔」と期待された麻生首相だが、相次ぐ失言などで内閣支持率は急落し、
与党内に「これでは選挙は戦えない」との声が広がっている。
「私の現在の在任記録である1130日くらい首相をやる気迫でやってほしい」
3日夜、首相公邸。麻生首相は、自民党の国会対策委員会メンバーと会食し、大島理
森国対委員長から激励を受けた。
大島氏が過剰なほど首相を気遣うのは、政権が早くも苦境に立たされているからだ。
今月初めには、日本経済新聞などが行った世論調査で麻生内閣の支持率は30%前後に
急落した。この時ばかりは、楽天家の首相も「そんなに落ちたか」と弱音を漏らし、村
松一郎・首相秘書官が「とにかく景気対策をやり、実績を示しましょう」と励ましたほ
どだ。
9月下旬の総裁選で首相を「選挙の顔」に選んだはずの自民党議員たちの“麻生熱”
もすっかり冷めた。
山本一太参院議員は、自らのブログにこんな内容の文章をつづっている。
<深刻なのは、内閣の不支持率が6割に達していることだ。仮に7割に達するような
ことがあれば、ほとんど「末期状態」だ>
最新の各社世論調査では「どちらが次の首相にふさわしいか」という質問で、首相と
小沢民主党代表の数字がほぼ並び、首相の「党首力」でのリードは2か月で消滅した。
山本氏はブログでこう続けた。
<「麻生VS小沢」の構図に持っていけば十分に勝機があるという首相の基本戦略(
?)はもはや使えなくなった。ふう>
塩崎恭久・元官房長官も「いま選挙戦に突入したら自民党は大敗する」と危惧(きぐ)
する。地元を回っていて、支持者から「首相が映ると、テレビのチャンネルを変える」
と言われたこともある。
早期解散を求めてきた公明党もいらだちを募らせる一方だ。同党幹部は、半ば冗談、
半ば本気の口調でこう語った。
「麻生さんはもはや『選挙の顔』じゃない。『選挙の邪魔』だ」
■ソース(読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)