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東京外環自動車道で昨年１２月、走行中のマイクロバスのドアから埼玉県ふじみ野市立東原小５年の
吉崎健君（当時１１）が転落しトラックにはねられ死亡した事故で、バスを運転し注意義務を怠ったとして
自動車運転過失致死罪に問われた会社員引地功一被告（３４）は３日、さいたま地裁で開かれた初公判で
「事故は予見できなかった」と述べ無罪を主張した。
検察側は、被告について「ドアをロックするなど容易に開かないよう確認したり、児童がドアステップに
立ち入らないよう注意する義務があったのに怠った」と指摘。弁護側は「さまざまな偶然が重なった事故で
過失はない」と主張した。
検察側冒頭陳述などによると、引地被告はサッカーチームのコーチで、昨年１２月２４日午後、小学生２４人を
乗せて東京都練馬区の外環道を走行。ドアをロックせず、吉崎君がドアステップでサッカーボールに
腰掛けていたのに注意を怠るなどしたため、吉崎君の体の一部がドアレバーに接触しドアが開いて転落、
後続のトラックにひかれ死亡した。
さいたま地検は、トラック運転手の男性を嫌疑不十分で不起訴処分としている。
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