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障害者ドキュメント映画「こんちくしょう」が評判を呼びDVDに、価格は3500円
障害者の自立をテーマに、西宮市の脳性まひの男性が昨夏、制作したドキュメンタリー映画「こんちくしょう」が評判を呼び、
DVDになった。約四十年前に自立生活を始めた障害者三人のインタビューを収録。
障害者自立支援法の施行後、「自立とは何か」を問う内容だ。七日には神戸市長田区で記念上映会がある。(中島摩子)
西宮市に拠点を置く障害者支援のNPO法人「遊び雲」代表福永年久さん(56)。
二十四歳から自立生活をしている福永さんは一昨年の障害者自立支援法の施行を機に、
「制度が整っていなかったころ、自立生活の道を開いた重度障害者がいたから、今がある。
先駆者の思いを若者に伝えたい」と制作を思い立った。
沖縄、広島、神奈川県で暮らす脳性まひで七十代の男女三人を福永さんが訪れ、丹念に話を聞いた。
撮影・編集は、NPO職員の村上佳太郎さん(33)=神戸市長田区=らが担当し、約一時間にまとめた。
昨年七月の西宮での第一回上映会以降、東京都や広島、鳥取県など全国三十カ所で約三千百人が鑑賞。口コミで広がり、
立命館大や関西学院大にも招かれた。「昔の人の苦労を初めて知った」などの感想や、DVD化を求める声が寄せられた。
福永さんらは「映画を見て『昔の人はすごかった』で終わるのでなく、
今の時代に何が必要か、議論のきっかけになって」と願っている。
記念上映会は新長田勤労市民センターで午後一時半から。ライターの杉田俊介氏の講演もある。
参加費千円。DVD(三千五百円)の販売や上映会は、遊び雲TEL0798・75・6340
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)