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終戦を知らずジャングルに約三十年間、潜伏し続けた元陸軍少尉、小野田寛郎さん(86)=東京都在住=が二十九日、
佐世保市烏帽子町の県立青少年の天地で「親と子の絆(きずな)」と題して講演し、野外炊飯を指導した。
青少年の健全育成を目指すB&G北九州ブロック連絡協議会(会長・朝長佐世保市長)が主催する
「親と子のふれあいキャンプ」の一環。管内の親子五組十一人が参加した。
小野田さんは一九四四年、フィリピンのルバング島に派遣され、情報収集を担当。七四年に発見されるまで、ゲリラ活動を続けた。
帰国後はブラジルで牧場を経営する一方、福島県に「小野田自然塾」を設立。野外活動を通した子どもの教育に力を入れている。
小野田さんは潜伏時の体験を生かし、親子にナイフを使った竹のはし作りや飯ごう炊飯を指導。
火おこしでは、まきを手に持った質感で木の乾き具合を判断するなど、五感を駆使して生きることを教えた。
講演では、現代社会や国という集団を成り立たせるため「子どもをしっかりしかり、ルールを守ることを教えて」と訴えた。
写真:子どもらに火のおこし方を指導する小野田さん(右)=県立佐世保青少年の天地
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ソース:長崎新聞
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