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【北京=佐伯聡士】映画「紅いコーリャン」などで国際的に知られる中国出身女優、
鞏俐(コンリー)さん(42)がシンガポール国籍を取得したことから、
中国のインターネット上で「裏切り者」との非難が噴出している。
北京五輪聖火リレーなどを機に沸騰した過激なネット民族主義の新たな標的になった形だ。
中国紙などによると、コン・リーさんは、
文化人代表として人民政治協商会議(政協)委員を務めたこともあるだけに、
ネット利用者から「彼女の根は中国にあり、事業も中国にあるのに、
他国の国籍を取得するのは不適切だ」との批判が集中した。
さらには、「国の恥」などとして、出演映画のボイコットすら呼びかける動きもあるほどだ。
外国での活動に便利なため、米国籍やカナダ国籍を取得するスターは少なくない。
だが、共産党機関紙「人民日報」によると、大手ポータルサイトの調査で、
「スターの外国国籍取得を理解できる」と答えたのはわずか7%にも満たなかったという。
ソース:(2008年11月29日22時33分 読売新聞)
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