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募金１億円突破 大樹さん手術へ前進
氷見市阿尾、会社員松原大樹さん（１９）の米国での心臓移植手術が、多くの
善意で実現に大きく近づいた。一億三千万円を目標とする募金額は二十七日現在で
約一億千五百万円。法改正要望の署名を提出した舛添要一厚生労働相の理解もあり、
国所有の人工心臓三台の貸し出し許可も得るなど大樹さんの渡米準備が整いつつある。
「大樹君を救う会」の松原勝久代表によると、手術はニューヨーク市内にある
コロンビア大の病院で来年一月以降に実施する。
舛添厚労相との面会では、松原代表が海外での臓器移植手術に国の支援を求める
一万人分の署名を提出。以来、厚労省は臓器移植法の問題点の洗い出しを進めて
いるという。
救う会は現在、「国内の臓器移植法の見直し」と「緊急を要する臓器移植手術に限り、
海外での臓器移植に健康保険を適用する」の二点に絞った請願署名の回収を始めた。
来年二月末までに五万人分を集め、衆参両議長あてに提出、国会での審議を求めたい
考え。署名への協力を呼び掛けている。
2008年11月28日
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