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福岡県警は２６日、寝たきりの高齢者を銀行まで連れ出し口座から現金を引き出したとして、
営利目的の略取と逮捕監禁、住居侵入の疑いで福岡市東区香椎２丁目、無職南淳（２４）と、
北九州市八幡西区割子川２丁目、大工赤塚裕一（３３）の両容疑者を逮捕した。
調べでは、２人は４月１日、八幡西区の女性（７４）宅に侵入。寝たきりの女性を車で同区の銀行支店に連れ出し、
窓口で女性の口座から大学の授業料名目で現金２０万円を引き出すなどした疑い。
両容疑者は「無理やり連れ出してない」と供述しているという。
県警によると、女性は両容疑者が以前勤務していた布団の訪問販売会社の顧客で、
赤塚容疑者は女性が寝たきりであることを知っていたという。
両容疑者は今回の逮捕前、女性の通帳で現金をだまし取ったとする有印私文書偽造・同行使、詐欺容疑で逮捕、
起訴されていた。県警によると、両容疑者は女性宅が日中は無施錠になりがちなことを悪用、
３月３１日に通帳を持ち出し、銀行の現金自動預払機（ＡＴＭ）で現金を引き出そうとしたが、暗証番号が未設定で断念。
翌日に女性宅の印鑑を持ち出し、窓口で「孫だ」と偽ったが引き出しを拒否され、女性を連れ出したという。
ソース：2008/11/27付 西日本新聞朝刊
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