08/11/27 09:10:08 0
(略)元厚生事務次官殺傷事件のネットにかかわる報道には「おい!大丈夫か」になってしまう。
その代表が毎日新聞の「誤報」である。
(略)毎日新聞が11月19日朝刊で「ネットに犯行示唆?(27面 14版東京)」の四段抜き見出しで
「事件の約6時間前に、インターネットの『フリー百科事典・ウィキペディア』に犯行を示唆する書き
込みが会ったことが分かった(同)」と報じた件ある。
I(略)協定世界時(UTC)を日本標準時(JST)と間違え、「約6時間前」と記事にしてしまったので
ある。かなり批判されたようなので「打落水狗」はしたくないが、いくら「?マーク付」とはいえ「恥
ずかしい大誤報」と指弾されても当然だろう。
(略)間違いが起きるのと、そのまま記事にして紙面に載せるのは大違いだ。いくら記者が「こ
れは特ダネ」と思っても、チェック機能が働くのが新聞だろう。(略)見逃したのか、それとも確認
もしなかったのか、「裏もとらず」活字になってしまったしか思えない。
ところが、「おわび:『ネットに犯行示唆?』の見出しと記事=11月19日付朝刊(毎日jp 11月20
日)」では「本紙記者はその事実を把握しないまま記事にしました(同)」とあるだけで、「裏をと
らなかった」ことには一切の説明もない。しかも、受けとり方によっては「書き込みをしたとする
人物(同)」の責任転嫁しているようにも読める内容である。
これでは「大丈夫か」を通り越して、「社会の木鐸」として機能するのか心配になってしまう。
さらに、その誤報はテレビのニュースショーで次々と伝えられたという。いわば「誤報は全国津々
浦々に」だったらしい。
(略)
制作現場では「データのない提案は空想と同じ」とされているが、報道でも「『確認』『調査』
『取材(聞く)』のない記事やコメントは」信頼されることはない。(全文は URLリンク(www.nikkeibp.co.jp) )