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【政治】】「DNA鑑定は法制度に不適。“不貞”は不法行為」(稲田朋美議員)→「300日特例法案」に反対意見噴出で見送りへ★2
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「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と推定する民法772条の規定を巡り、
与党のプロジェクトチーム(PT)が検討していた特例法案の今国会提出が困難な情勢と
なってきた。規定の例外措置を議員立法で認める内容だが、伝統的な夫婦・家族観を
重視する政府・自民党内の保守系議員の間で異論が噴出しているためだ。
「DNA鑑定という生物学的なものを法制度に持ち込むべきでない。届け出で不貞の子を
認めるようなPT案には反対だ」。10日午前、自民党法務部会と同党PTが党本部で開い
た合同会議。稲田朋美氏が口火を切ると、反対意見一色に。PTの早川忠孝座長が提示
した特例法案の要綱案の了承は見送りとなった。
与党PTはDNA鑑定に代わって親子認定にかかわる裁判手続きの簡素化なども模索する
構えだが、先行きは不透明だ。 (一部略)