08/11/23 21:59:53 0 BE:411505643-2BP(111)
国民生活に身近な行政分野を所管する厚生労働省には日ごろから、多くの意見、問い合わせ、
苦情、抗議、要望などが寄せられている。中には、脅しめいたものや、自分勝手な
解釈による身勝手な要求もある。
今回の事件に関しても、厚労省は狂犬病予防法を所管するものの、殺処分を実際に行う
保健所の設置主体ではないことなどから、「なぜ、動物の殺処分を理由に元次官が
狙われたのか分からない」(大臣官房幹部)と、容疑者の勝手な思い込みを疑う声も出ている。
とりわけ、年金、後期高齢者医療、薬害など、厚労省の施策が社会的な批判を浴びた
この1年ほどは、各担当部局に多くの批判や抗議が殺到した。
電話だけでなく、直接、厚労省まで足を運んで自分の意見を伝える人も少なくない。
挙動不審な人が抗議などに訪れることも多く、霞が関の本庁舎前では、警備員と訪問者が
「庁舎に入れろ」「入れない」で揉めている光景を見ることも珍しくない。
半年ほど前には、後期高齢者医療の制度設計に携わった職員を名指しし、「家族に危害を加える」
といった電話が執拗にかかってきたこともある。職員の所属する職場では一時期、本人に
登庁を控えさせるなどの安全策を取らざるを得ない状況に発展した。
また4月には、男の声で庁舎の爆破を予告する電話もかかり、警視庁に通報したり、
庁舎内に不審物がないかを点検する騒ぎになった。
同省幹部は「国民に身近な行政課題を多く抱えているから、多くの批判や意見を受けることは
当然だが、暴力や勝手な思いこみに基づいたような脅しや暴力は許せない」と話している。
*+*+ 産経ニュース 2008/11/23[**:**] +*+*
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