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(>>1の続き)
■受注激減 下請け業者の影響も深刻だ。大企業の相次ぐ減産で、部品製造などの
受注が激減しているためだ。
小山市内の自動車部品製造会社では、来年1~3月の日産自動車関連の注文が前年
同期の約10分の1に減った。日産の栃木工場が生産停止する9日間は、製造ラインを
止めざるを得ない。男性経営者は「どこまで踏ん張れるか。他業種参入を進めるなど
して、経営そのものを変えていかなければ生き残れない」と表情を曇らせた。
一方、取引の9割がいすゞ自動車という岩舟町内のトラック部品会社では、1か月あたり
3~4億円前後あった上半期(4~9月)の売り上げが、下半期(10~3月)は4割減と
なる見通しで、「創業以来の大打撃」という。来年1月末には派遣社員60人の契約を
打ち切らなければならなくなった。
福田知事は17日の再選後の共同インタビューで、「中小企業の厳しさは日々増している。
自動車(業界)が一番厳しい」と強調し、中小企業への融資制度の拡充や、非正規社員へ
の支援などを柱とした県独自の経済対策を早急にまとめる考えを示した。しかし、世界的
な景気悪化が続く中、県経済の情勢悪化は避けられそうにない。(終わり)