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厚生労働省が今年9月に発表した「人口動態統計」によると、07年の日本の婚姻件数は
71万9822組で、そのうち国際結婚は4万322組。18組に1組が国際結婚をしていることになる。
中国新聞網が伝えた。
中国人と日本人の国際結婚は1万2942組で、夫が日本人、妻が中国人の夫婦は1万1926組、
夫が中国人、妻が日本人の夫婦は1016組だった。ここ数年、中国人女性が日本に嫁ぐケースが
大幅な増加傾向にあり、01年以降は毎年1万人を超えている。
同紙は、中国人女性が日本に嫁ぐことによる「効果」について、次の4点を挙げた。
まず、出産に積極的であること。少子高齢化が進む日本において、国際結婚は
日本の婚姻形態の重要な一部を担っている。日中カップルの出産件数は毎年増加しており、
03年には3966人だったのが、07年には5411人まで増えた。
次に、農村の労働力となり、過疎化をくい止めていること。学者の統計によると、
農業人口が減り続けている山形県の最上地区では、1989年には外国人の嫁が18人しかいなかったが、
1995年には180人に増加し、その大部分が中国人女性だった。
さらに、日中国際交流の重要な役割を果たしていること。山形県高田町では、
中国人女性が「生活支援通訳」の業務にあたり、生活、育児、医療など、
当地に嫁いできた花嫁が直面する文化の違いから来る不便や衝突を解消し、
社会との繋がりの補助をしている。
最後に、父母を敬うという中国の良い伝統を日本に持ち込むことにより、
日本での家庭の絆を強める作用を及ぼしていることが挙げられるという。
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