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アフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)東部で活動する国連児童基金(ユニセフ)の
教育専門家、青木佐代子さん(37)が、東京都内で報告会を開催。高校生や会社員約50人を前に、
政府軍と反政府勢力の戦闘が激化している現状を訴えた。
青木さんが報告会や取材に語ったところによると、交戦の後は勝った側が付近の村で
略奪や殺人、強姦(ごうかん)を繰り広げるため、住民はわずかな家財道具を背負って逃げ出す。
こうした避難民は東部にある北キブ州の人口の3分の1に当たる約110万人に上り、
大半は他人の家の庭先に枯れ草の小屋を作って過ごしている。衛生状態が悪く、コレラが流行。
特に子供がこうした病気や栄養不良で死亡する率が高く、強制的な徴兵や強姦の被害にも遭うという。
10月29日には青木さんのいる州都ゴマの近くで衝突が起き、ゴマが略奪に遭った。
青木さんら国際機関職員や現地スタッフは国連コンゴ監視団が警備する施設に身を隠した。
青木さんは「一晩中、略奪している声が聞こえた。中に入ってくるのではないか、
レイプされるのではないかと思った」と振り返る。この時はゴマ全体で数百人が
殺害されたとみられ、青木さんと働く現地スタッフの兄も殺されたという。青木さんは昨年4月の赴任以来、家族とはぐれた子供の保護や教育支援を続けてきた。
「出口のない仕事」としつつ、活動を続ける理由を「子供がいるから」と語る。
コンゴでは携帯電話に使われるレアメタル(希少金属)タンタルが採れる。
タンタルの利権争いが紛争を長引かせているともいわれ、青木さんは「日本人の生活にも
密接に結び付いている」と理解を呼び掛けた。
*+*+ jiji.com 2008/11/22[**:**] +*+*
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