08/11/22 01:44:41 v/7NR4ADO
うちの親父もアル中ではないがかなりの呑兵衛で、40代の頃が一番酒癖が悪く大変だった。
当時私は18歳で、酔った親父に楯突いてよく殴り合いの喧嘩をしてたが、母も毎日酔った親父に怒鳴り散らかされていた。
ある日また酒に酔った親父と私が喧嘩になり、勢いで家出をした。止めに入った母と一緒に家を出た。
「死ねばええんじゃ糞親父がっ!」
と言う私に母も
「あんの糞ジジイがっ!」と答え、何だかんだで笑いながら文句を言っていたのだが、ふと真面目な顔で、
「でもな、お父さんは毎日朝早くから仕事頑張って家族の為に給料持って帰ってくれてるんよ、、酒はご褒美じゃ思うとこ?」
と言われた。
確かに仕事だけは休まず頑張っていたのは子供心にも分かってたし、お金に困る生活はしたことなかった。
ただ家出する!と言いきった手前帰るのも腹が立つので母に行き先(彼氏家)を告げそのまま家出。
何だかんだで連絡も取ってたし、たまに帰ってはいたが、二年後に正式に家に戻るとやはり私の家出が堪えたのか親父の悪い酒癖は治ってたが、飲む量が全く減ってなかった。
娘が家出しても酒を辞めれんかったか、、と呆れたが、兄の子供が出来た途端
「長生きしたい。」
「孫に酒臭い息は吐けれんからのぅ。」
とみるみる内にあれだけ飲んでた酒の量が減った。
そしてイカツめだった人間性もめっちゃ丸くなった。
家出した娘より孫の影響力が上か、、とめっちゃ悔しかったのを覚えてる、、