08/11/21 22:58:12 uTTBY1M+0
>>757
>で、それを支える合理的なシステムがカースト制度。
>中国同様に経済的搾取をする側とされる側が一つの国の中に納まってる。
異人種・異民族・異宗教・異言語などが一緒に住む "統合のイメージ"の
「世界国家」「地球市民」って、美しいよね。
でも、現実的な統合は、EU なんかよりも、やや悲惨なインドや中国が近いと思うんだ。
中国は農民籍が移動の自由を制限されているし、実質上外国人扱い。
農民籍の人は、都市で半分の給料だし、農民籍の子供が通う学校さえ区別されている。
このように、一緒に住んだ場合は、二級国民扱い。
お花畑の地球市民が、人間は、異人種・異民族が混在したり、
混血化が進めば差別がなくなるとか言うんだけど、ぜんぜん違うと思う。
ペルーでは、混血(メスティーソ)が多数派なのだが、白人を侵略者として糾弾する一方、
ネイティブのインディオ(チョロ、チョラ)を差別している。
旧ユーゴなんて、各種の異民族が混在しているし、混血も多い地域だからこそ、紛争が続いた。
ボスニア人の父と、クロアチア人の母の間に生まれた娘が、
「お母さんは、クロアチア人として、恥ずかしい?」
と母親を嘲笑することさえある。
カーストや、農民籍は、統合の糊なんだろうな。