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雇用不安の深刻化は、県内で働く日系人にも暗い影を落としている。秋口から職を失う人が
続出している一方、生活基盤が日本にでき、働き口がなくても簡単に帰れない人がいる。
日系ブラジル・ペルー人が集まる真岡市を歩いて聞いた。(才本淳子)
真岡市は人口に占める外国人の割合が約5%と県の市町で最も高い。約3600人いる
外国人の7割は日系を含むブラジル人とペルー人だ。市内に集まる自動車関連工場で働く人が
多い。
同市内のハローワーク真岡。定期的に外国人専用の窓口が開かれている今月中旬のある日は
23人が相談に訪れた。1日の相談者は前月と比べ倍近くになっているという。
その一人、日系ペルー人3世の男性ヤマダ・マルコさん(45)。派遣社員として市内の自動車部品
工場で1年半働いてきた。だが、同じ日系ペルー人やブラジル人など約50人と共に9月初めまでで
契約が打ち切られた。それ以降、約2カ月間、マルコさんは職を探し続けているが、まったく
見つからないという。
真岡市に10年前から住み、あれこれパートで仕事をしていたという日系ブラジル人3世の女性、
キワキ・マルタさん(42)。勤めていた弁当のおかず詰め工場のパートも9月で解雇された。
「こんなに仕事がないのは初めて」と嘆く。ハローワーク担当者は「何とかしたいが日本人にも
求人がない現状。外国人の求人はゼロに等しい」と話す。
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