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元厚生事務次官、吉原健二さんの妻靖子さんが刺された事件の約6時間前に、
インターネット上のサイト「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行を示唆する書き込み
があったことが分かった。
ウィキペディアは百科事典のネット版で、誰でも新しく項目を追加したり、すでにある
記事を自由に編集できるサイト。
書き込みがあったのは18日正午すぎ。「社会保険庁長官」という項目で、「歴代の
社会保険庁長官」というタイトルのすぐ下に「×は暗殺された人物を表す。」というただ
し書きがあり、一覧表の中の吉原さんの名前の前に「×」がつけられていた。
利用者の書き込み履歴によると、「Popons」と名乗る人物が、18日午後0時27分、
「下村健」(故人)の前に「×」を記入。同29分には、この「×」を削除し、「吉原健二」
の前に「×」を記入。タイトルの下の「×は暗殺された人物を表す。」は同32分に書き込まれた。
同日午後11時の時点で、書き込みはすべて削除されている。アクセスの記録などから
書き込みがなされたパソコンが特定できるとみられ、捜査本部は慎重に調べている。
URLリンク(mainichi.jp)
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