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旧厚生省の2人の元トップ宅で相次いで惨劇が起きた。18日、さいたま市と東京都中野区で2人の命が奪われ、
1人が重傷を負った元次官宅の殺傷事件。2人の元エリート官僚は現役時代、ともに年金制度を担っていた。
「これは年金テロなのか」。年金不信で国民の信頼を失った厚生労働省は重苦しい雰囲気に包まれた。
東京・霞が関の厚労省。国会対策の仕事をしていたキャリアは、記者から一報を聞くと「エーッ」と叫び絶句した。
その後、そのキャリアの元には情報を確認する電話がひっきりなしにかかってきたが、
「まだ何も聞いていない」と動揺した様子で対応。記者には「これは年金テロでないのか、
恐ろしい」と語るのが精いっぱいだった。そのキャリアはその後、「すぐに家に電話しなければ」と、
家族に戸締まりに注意するように自宅に電話をかけた。
厚労省は事件の一報が入った直後から、人事課職員が中心となり、事務次官と社会保険庁長官の経験者へ
安否確認と注意喚起の電話を入れ始めた。深夜まで担当局長にも連絡を広げていくことにしている。
現役と歴代幹部の住所リストを警察当局に提出し、警備を要請した。
事件の一報は首相官邸サイドにも、午後8時半ごろ厚労省からもたらされた。
「元厚労事務次官の山口さん夫妻が殺された事件は、それだけにとどまらないかもしれません。
厚労省関係者で別の人がやられた。これは政治テロの可能性があります」
この一報は、麻生太郎首相や河村建夫官房長官にも伝えられるとともに、
首相官邸には内閣危機管理監らが駆けつけ、情報収集にあたった。
自民党厚生族幹部は「二人とも年金の専門家。何年か前に国会に歴代厚労事務次官の退職金に関する
リストを提出しており、二人ともそのリストに載っていた。厚労省内には恐怖感が広がっている。
政治テロだとすると、大変な問題だ」と語った。
11月18日22時5分配信 毎日新聞
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