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誰しもあまり気持ちのいいものではないだろうが、NASAは今回スペースシャトル・エンデバーが
ISS(国際宇宙ステーション)に運び込む予定の宇宙飛行士の尿を飲料水にリサイクルする装置の
詳細を公開した。
NASAの科学者たちは、今後は尿をリサイクルして、世界のボトル入り飲料水のどれよりもきれい
な飲料水に変える装置を使っていく予定だと語った。
マルチフィルタリングシステム(MF)を用いたこの装置は、蒸留、ろ過、イオン化および酸化などの
複雑なフィルタリング過程を経て尿を飲料水に変える。
この装置の開発リーダーであるNASAの科学者Bob Bagdigian氏は、この装置から流れ出てくる水
は爽やかでとてもおいしい水だと言う。「この“ろ水”は他のどんな水にもひけを取らない爽やかな
水です。私はこれで作った水を冷蔵庫に入れていますが、おいしいですよ」と、Bagdigian氏。
その水が他人の尿からのものか自分の尿から作ったものかは明らかにしなかった。
「気持ちが悪いと言う人もいるかもしれませんが、この水処理がちゃんと行われれば、あなた方が
これまでに飲んだどんな水よりきれいな水ですよ」と、Heidemarie Stefanyshyn-Piper宇宙飛行士
は言う。彼らは今日、この装置をISSに運び込む予定だ。
水を変換する装置はこれまで数億ドルの開発費を投入して長年研究されてきたもので、長期滞在
の宇宙飛行士にとって飛躍的な前進になる。
水は、とりわけ数ヶ月にもわたって金属に囲われて閉じ込められた宇宙空間で過ごす際には極め
て貴重なものだとNASAは説明する。
ロシアの宇宙ステーション「ミール」でも水の再利用が行われたが、空気中の湿気から飲用水を
取り出すといった全く別のシステムで、主要には地上から飲料水を運搬する方法をとっている。
しかし、これはあまりにもコストがかかり過ぎる。
尿から飲料水に再生する装置URLリンク(iss.jaxa.jp)
トイレ URLリンク(iss.jaxa.jp)
寝室 URLリンク(iss.jaxa.jp)
URLリンク(www.tomsguide.com)