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【ドイツ】 偽装父子関係の認知無効を可能にする法律
ドイツでは、1998 年の親子法改革により、父親の認知宣言と母親の同意だけで
父子関係の認知が成立することになった。これにより、生物的な父子関係のみ
でなく、社会的な父子関係についても法的な認知が可能となった。ところが、
この制度を悪用して滞在法上の資格を得ようとする事例が現れた。例えば、
滞在許可の期限が切れて出国義務のある女性が、ドイツ国籍を有するホーム
レスにお金を払って自分の息子を認知してもらう。 この認知によって息子は
自動的にドイツ市民となり、その母もドイツに滞在できることになる。 このよう
な制度の悪用を防止するために、2008年3月13 日「父子関係の認知無効の
ための権利を補足する法律 が制定された。 (齋藤 純子・海外立法情報調査室)