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与党側はもともと、野党側が要求する衆院予算委の集中審議に応じる条件として
党首討論を呼びかけてきたが、このままではズルズルと時間切れになる可能性が大きい。
大島、漆原両氏は率先して19日に衆院予算委に応じ、民主党の出方を見守る戦術に転換した。
党首討論は11年11月の国会改革の際、英議会の「クエスチョンタイム」(QT)に倣い導入された。
もっとも強硬に主張したのは小沢氏であり、14年11月には夕刊フジのコラムに
「党首討論は官僚支配が根強い国会を国民から選挙で選ばれた国会議員に
取り戻すための改革策だ」などと記している。
与野党の申し合わせで党首討論は「原則週1回」と決まり、計46回開かれた。小沢氏は
自由党党首時代に11回、民主党代表としても7回応じたが、4月9日に福田康夫前首相と
2回目の党首討論を行って以来、応じなくなった。
民主党関係者によると、小沢氏は12日に平野博文幹事長代理から「1国会で1回は
党首討論をやってきた」と説得され、「分かっている」とうなずきながらも「他の問題との
バランスがあるから国対に任せよう」と最後まで態度を明確にしなかったという。
党首討論は小沢氏にとって「政権交代」をアピールする好機といえるが、ここまで渋り続けたことにより
「小沢氏の健康状態は相当悪いのではないか」(自民中堅)と勘ぐる声も上がり始めた。
与党内では「QTを受けないならば診断書の提出を義務づけるべきだ」(公明関係者)との
強硬論も浮上しており、与野党の綱引きは会期末ギリギリまで続きそうだ。(おわり)