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南極海で日本の捕鯨船と過激な環境保護団体シーシェパード船の対決が迫ってきたが、ハリウッド
の“人魚”ダリル・ハンナ（４７）がSS船に乗り込む予定だとワトソン船長が木曜日に語った。
シーシェパードのポール・ワトソン船長は、「ダリルは我々のメンバーに加わります。今月末に合流
して乗船する予定になっています」と豪AAP通信に語った。
ダリル・ハンナは１９８４年のロン・ハワード監督による人魚が主人公の映画「スプラッシュ」や、
最近ではクエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」などでも知られるブロンドの髪のスター
だが、シーシェパードの旗艦船スティーブ・アーウィン号に乗り組んで例年の捕鯨船とのバトルに
加わるというのだ。
この船の名前は２００６年にアカエイに刺されて死亡したオーストラリアの環境保護活動家で、
テレビ「クロコダイル・ハンター」でも有名なスティーブ・アーウィン氏に因んでつけられたものだ。
今年初め、同船は凍てつく南極海でいつも通り日本の捕鯨船を妨害して５００頭のクジラの命を
救ったとワトソン氏は胸を張る。１９８６年に決まった捕鯨禁止の抜け道として、日本は「“致死的”
な調査」と称して毎年夏の南半球で１０００頭に上るクジラを殺してきた。
日本の捕鯨船に乗り込んでいくというようなアーウィン号乗組員たちの過激な戦術をIWC（国際
捕鯨委員会）は非難したが、ワトソン氏はまるで意に介さない。
新年度の活動準備でブリスベーン入りした彼は、シーシェパードと捕鯨船との攻防をテーマにした
テレビゲームも開発されていると言う。（>>2-5に続く）
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