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毎年春に滋賀県で実施されている「びわ湖毎日マラソン」で、
メーンスポンサーとなっている電子部品大手の「ローム」
(京都市)が来年3月の大会を最後にスポンサーから
撤退することが12日、分かった。主管する滋賀陸上競技協会は
「新しいスポンサーを探し、大会は存続させたい」としているが、
事業費の半額近くを負担する企業の撤退にショックを受けている。
県などによると、大会の事業費は計約1億8400万円で、
うち約9200万円をロームを含めた協賛数社で負担。
残りを開催地の滋賀県や大津市などが負担している。
滋賀陸上競技協会の関係者はロームが来年春の大会を最後に
スポンサーをおりることを明らかにした上で、
「事業費の半額を負担する企業の撤退には正直不安もあるが、由緒ある大会なので
『びわ湖毎日』の名称存続を前提に、新しいスポンサーを探したい」としている。
びわ湖毎日マラソンは、日本陸連や毎日新聞社などが主催。
昭和21年に第1回大会が行われ、日本で最も歴史のある
マラソン大会の一つとして知られている。
オリンピックなどの選考会としても位置づけられており、
今年3月の第63回大会では、日本選手で最高の3位に入った
大崎悟史選手(NTT西日本)が北京五輪に出場した。
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