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★阪南市立病院 医師8人が辞表 新市長に反発、再建厳しく
・医師の大量退職から経営難に陥った大阪府阪南市立病院で、新たに確保した医師が新市長の
病院経営見直しなどに反発し辞意を伝えている問題で、医師8人が12日、辞表を提出した。
この日就任した福山敏博市長は話し合って慰留する考えだが、市立病院の運営は再び厳しい
局面を迎えた。
この日午前中に、辞表が提出された。関係者によると、常勤的に診療をしている医師2人のほか、
当直医などで、来年2月末などに退職する意向という。
阪南市立病院は、医師の大量退職で昨年7月に内科が休診。その後、歩合給を導入して
医師の平均年収を約2000万円に引き上げる待遇策を掲げるなどして医師確保を進め、
今年9月に内科の診察を再開するなど再建に乗り出していた。しかし、10月の市長選で
現職を破り初当選した福山市長が、歩合給の見直し検討などに言及していた。
医師らは、福山市長の発言は、給与体系を見直した議会の議決を無視したもので、信用できなく
なったなどとして反発。これまでに辞意を表明していた。市側は慰留に努めるが、
辞職につながれば、医療収益が大きく減少するなど、運営に支障が出るおそれがある。
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