08/11/12 00:50:29 Hrlt3St+O
>>489続き
ゴギャャャッ!
咄嗟にサイドを引き、スピンに持っていく。
ドギギギギャャャャ!
「頼むッ!助かってくれ」
VFY-11は彼女の命と引き換えに自らゆっくりと向きを変えガードレールに突入する。
ギャアアアアア……ゴンッ!
「……ですか!?」
「…だい…ぶっですかッ」
課長の怒号、ボーナスの査定、ウレタンバンパーフェイシアの交換費用がグルグルと頭を回り、
霞がかかった視界のまま横を振り向くと、
さっきの少女が必死の形相でサイドガラスを叩いている。
「あ……君は……」
ウサギの少女はふと安堵の表情を浮かべる。
「だ、だ、大丈夫?痛い?し、ししょおのとこ行きましょう!きっとすぐなおりますから!」
「え……、ししょお?」