08/11/13 14:06:00 H1Rbz6LG0
>>596
年に数回死んでるからねえ・・
もう100回は死んでるかな。
最近生まれてきたときのことを思い出すんだよ。
母親の腹の中に手が進入してきて、僕の足を引っ張るんだ。
んで僕が暴れてたら、母親の心臓が止まったんだよね。
僕は胎盤を手でマッサージして自分に血を送り込んでて、
だけどあまり時間は残されてなかったんで、穴のほうに頭を向けて、引っ張り出された。
生まれてきたとき、医者と看護婦が二人いて、僕を見てた。
僕の目が開いてることに驚いてたっけ。
でもすごい近眼で、色しか分からなかったんだけどね。
まっすぐは起きれなかったけど、手で支えて体を起こして、いきなり会話してた。
生まれて数分で会話してたんだよ。
んで父親と二人暮ししてたんだけど、まもなく父親が射殺された。
僕は洋服ダンスに押し込められて、隙間からそれを見てた。
国を脱出する計画を立ててたんで、僕は暗くなるのを待って、一人で船に乗り込んだ。
普通に池で遊ぶような、手漕ぎボートだった。
腹が減って死にそうだった。
周りは全部海。
海に飛び込んで死んだら楽だろうなと思った。
どっかの浅瀬に流れ着いたけど、もう起きる気力がなかった。
僕を見つけたおばさんが食べ物を与えてくれて、なんとか歩き出せた。
生まれる時から死ぬような目の連続だったなあ。