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★前空幕長、11日参考人質疑=野党、政府の責任追及へ-参院委
日本の過去の侵略行為を正当化する論文を発表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長に
対する参考人質疑が11日、参院外交防衛委員会で行われる。野党側は、政府見解と異なる
歴史認識を持つ田母神氏を航空自衛隊トップに任命した政府の責任を取り上げ、シビリアン
コントロール(文民統制)の原則に反すると追及する。多数の自衛官の論文応募に、空自が
組織としてどこまで関与していたかも焦点となる。
野党は、論文で「日本が侵略国家だったというのはぬれぎぬ」などと書いた田母神氏に、
歴史認識を改めてただす。政府見解に反する主張をする人物を幕僚長にまで昇進させた
政府内のチェック体制の甘さを浮き彫りにする方針だ。同氏は懲戒処分の審理に応じる考えが
あったとされることから、懲戒免職の手続きを取らずに定年退職とした防衛省の対応も徹底追及する。
懸賞論文には田母神氏のほか、空自隊員94人が応募した。このうち同氏がかつて基地司令を
務めた空自小松基地(石川県)第6航空団所属の62人について、防衛省の増田好平事務次官
は10日の記者会見で、同空団が論文をいったん取りまとめた上で応募していたと説明。空団に
よる一定の組織的関与があったことを認めたが、田母神氏の指示があったかどうかなどは
「現時点で確認されていない」とした。
11日の質疑は、田母神氏1人に各党が質問する通常の参考人招致ではなく、新テロ対策特別
措置法改正案の審議に同氏が出席、質問者から指名された場合に限って答弁する形式で実施
される。同氏に持論を展開されることを警戒する自民党の要求を民主党が受け入れた。
テレビ中継も行われない。
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