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★セックスレス対策で少子化に歯止めを
・少子化が大きな問題となっていますが、厚生労働省の研究班の最新調査で、いわゆるセックスレス
夫婦の増加が改めて浮き彫りとなり、研究班では、少子化対策として異性とのコミュニケーション
スキルの向上なども盛り込むべきだとしました。
これは、厚労省の子ども家庭総合研究事業による「男女の生活と意識に関する調査」で明らかに
なったもので、分担研究者の北村邦夫医師が自ら会長を務める学会で発表しました。
それによりますと、セックスレスの夫婦は3組に1組という高い割合に上ることがわかりました。
さらに、その割合は2004年で31.9%、2006年で34.6%、今年が36.5%と、年々増えて
いるということです。
では、なぜ夫婦で性的交渉に積極的になれないのでしょうか。「仕事で疲れている」というのが
男女共に多く、男性24.6%、女性15.1%でした。また、「面倒くさいから」と答える人が男性で
9.3%、女性で18.8%もいました。
「異性とのコミュニケーションを図ることに消極的であるとか、セックスに対して前向きな姿勢が
保てないと、セックスレス傾向が一段と高まる」(日本母性衛生学会 北村邦夫 会長)
では、どうしたらセックスレスから抜け出せるのでしょうか。
「節度ある勤労、妊娠中・出産後のセックスに対する意識改革、妊娠中のセックスを否定する
ドクターたちも少なくありません。それが結果として、将来のセックスレス化を加速させてしまうと
したら、大きな問題です。異性間のコミュニケーションスキルの向上というのを調査結果から
明らかにさせていただいた」(日本母性衛生学会 北村邦夫 会長)
北村会長は今後、こうした点を国の少子化対策に加えていくべく、働きかけていきたいとしています。
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