08/11/10 02:29:47 0
(>>1のつづき)
「結婚したいとずっと思っていたのに、今までモテたことがなかった。だから、入会しても、
いつ卒業できるか心配で仕方がなかった」という山上さんに、「もっと女性の話に耳を傾けて」
など陰ながら的確なアドバイスをしていたのは同社のカリスマアドバイザー、杉山美恵子さんだ。
その甲斐あって、男性からの人気が高かった湯川さんから「彼と一緒にいると楽しい」と言われて、
求婚を受け入れてもらえた。
□ □
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、平成2年生まれの女性の生涯未婚率は、
二十数%程度。見合いや職場結婚が少なくなり、なかなか結婚するチャンスに巡り合わない。
結婚するためには積極的に行動する「結婚活動」が必要になってきた。
結婚活動を支援する企業は4000社近く、会員数は約60万人に膨らんでいる(経済産業省)。
仲人型や情報提供型、ネット上でメール交換して出会うきっかけをつかむネット型などのタイプがある。
5年前から専門業者に入会し、結婚活動を本格的に始めた富山国際大学専任講師、樋口康彦さん
(42)は、出席したパーティーは114回、1対1でも68人の女性に会った。費用は300万円をくだらない。
6月にはその体験を『崖(がけ)っぷち高齢独身者』(光文社新書)としてまとめた。「一生独身でいる
自分は考えたくない。結婚して子供もほしい。でも、普通に生活していては出会いがないから、
これからもパーティーに参加して、納得のいくまで、結婚活動を続けます。50歳までには相手を
見つけるつもりです」
データを専門業者から仕入れ、縁を作りだす。結婚を望む独身者だけのこのネットワークは、
出会いが少ないと嘆く多くの人たちにとって、一種の社交場となっている。 (以上)