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★県内漁船拿捕される ミクロネシア近海、領海侵犯疑い(一部略)
伊良部鮪船主組合(那覇市)所属の漁船「大幸丸」(19トン)が4日、ミクロネシア
連邦付近の海上で同国当局に拿捕(だほ)されていたことが分かった。同船に乗り
込んでいた友井幸洋船長(60)=浦添市=ら計8人の乗組員は現在、ヤップ島で
拘束状態に置かれている。友井船長は8日夜、琉球新報の電話取材に対して、
同国から領海侵犯の容疑で罰金1億円の支払いを要求されていることを明らかに
した。友井船長は「GPS(衛星利用測位システム)の誤差で領海内に誤って進入
した。故意ではないのに法外な罰金はおかしい。今後どうなるか分からない」と心配
そうな声で語った。
10月15日に漁を終え、グアムで水揚げを行った際、米沿岸警備隊から「10月9日と
11日にミクロネシアの領海を侵犯したおそれがある。同国側に通報した」と通告された。
水揚げ後の10月20日、再出航した際、漁業制限水域内を航行中にミクロネシア連邦
当局から臨検を受け、拿捕された。当局から「GPSが約30マイル(約48キロ)ずれて
いる」と指摘され、2回にわたる領海侵犯をしたとして1回5000万円の計1億円の罰金
を命じられた。
友井船長ら乗組員は現在、ヤップ島の港に接岸された同船の中で過ごし、船外での
行動を制限され、拘束状態にある。当局との交渉を依頼したグアム島からの弁護士の
到着を待ち、これまでの経緯を説明した上で、拘束解除のための対応を協議する。
当局の担当者は普段は笑顔で会話をするが、友井船長らの航海日誌や船の図面など
の資料を奪おうとするなど、対応に疑問を感じるという。
また友井さんは同国のトラック諸島でも宮崎県の漁船が世界衛星通信装置(インマル
サット)の電源を入れずに漁場に向かい拿捕され、1億円の罰金を請求され、約1年前
から現在も拘束されたままになっていることを聞き、自身の処遇に不安を抱いているという。
>>> URLリンク(ryukyushimpo.jp)
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