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川口市戸塚東の市道交差点で3日夕、乗用車の親子3人が死亡した事故で、
一時停止せずにワンボックスカーで交差点に進入し、自動車運転過失致死容疑で
逮捕された会社役員芝塚直美容疑者(33)(川口市赤井)の血液から、
基準値を大幅に上回るアルコールが検出されたことが7日、分かった。捜査関係者
が明らかにした。
捜査関係者によると、芝塚容疑者は事故後、胸を打撲するなどして入院。酒の
においがしたことから血液を採取して鑑定した結果、1ミリ・リットルあたり
約2ミリ・グラムのアルコールが検出されたとの中間報告を得た。道交法上の
酒気帯び運転の基準値は同0・3ミリ・グラムのため、7倍近い高濃度アルコール
が検出されたことになる。
芝塚容疑者は事故直前、現場から北西に約450メートル離れた市道で、
停止していた別の乗用車に追突して逃走中だったとみられる。県警は、芝塚容疑者
が飲酒運転の発覚を恐れて逃げた可能性もあるとみて、危険運転致死容疑の適用も
視野に捜査を進めている。
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