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職務で知り得た情報に基づき、土地区画整理事業の地権者と個人的な金銭の貸借を
行ったとして、高根沢町が一日付で、担当の町都市整備課リーダー(課長補佐)男性(50)を
降任処分としていたことが六日、分かった。また総務企画部長ら幹部四人を訓告処分とした。
町によると、男性は二〇〇六年十二月、宝積寺駅西第一土地区画整理事業の地権者に
移転補償費が振り込まれることを知り、約一千万円を借りた。その後返済するため、
今年十月までの間に別の地権者から借りて返すことを繰り返し、計五人から借金。九月中旬、
約二千二百万円を貸借した五人目の地権者から「返済期日に返金がない」と町へ問い合わせ
があり発覚した。
男性はすでに返金しており、「個人的債務の解消のため、やむを得ず借りた。深く反省
している」などと話しているという。
高橋克法町長は「職員一同深く反省するとともに、今回のような事件を二度と引き起こす
ことなく、公務規律の維持と町民の信頼回復に努めたい」とコメントした。
▽下野新聞
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