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米軍三沢基地（青森県三沢市）の司令官が離任するたび、
青森県が県費で餞別（せんべつ）の記念品を贈っていた問題で、
三村申吾知事は５日の定例記者会見で「考え直す時期に来ている」と述べ、
見直しを検討する考えを明らかにした。
三村知事は贈呈について「どれだけ長い間やってきたのかは分からない」とした上で、
「要するに県の伝統工芸品を贈る中で、青森とのつながりを離任後も覚えていてほしい、
という趣旨があったようだ」と説明。
米兵らの事件事故が頻発するさなかの８月にも見直さなかったことでは
「不祥事が起きるたびに再発防止を強く要請しているし、８月の贈呈時にもあらためて直接、
前司令官に要請した」と強調する一方、「今後は適切な対応を考えたい」と話した。
県は海外から表敬訪問があった場合、米軍司令官以外にも県産品を贈っていることから、
「具体的な基準はつくりにくい」とも述べ、状況に応じて対応していく考えを示した。
県防災消防課などによると、県は少なくとも２００２年７月―０８年８月、
公費で計約５万４０００円を負担し、離任する５人の歴代司令官に
県の代表的工芸品「津軽塗」を贈呈した。
こうした餞別は米軍基地がある全国６都県で唯一続けられており、
県民から批判の声が上がっていた。
ソース：河北新報
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