08/11/06 15:29:07 0
・公判開廷予定が記された期日簿をめくっていると、大麻や覚醒剤など薬物犯罪の公判が目につく。
それだけ世の中に薬物が蔓延していることの表れなのだろうか。
路上に停車中の自動車内で、大麻と覚醒剤を所持していたとして、大麻取締法違反などの罪に問われた、
男性被告(28)=さいたま市=の初公判が5日、東京地裁で開かれた。
被告は、ミリタリー柄のコートを脱ぐことなく、被告人席に腰を下ろした。被告は落ち着かない様子で、何度も
大きくため息をつき、法廷内をキョロキョロと見渡していた。
検察側の冒頭陳述などによると、無職の被告は8月17日、東京都新宿区内にあるディスカウントストアの
駐車場で、密売人から大麻と覚醒剤を購入し、車のダッシュボードに隠し持っていたという。
同月26日、食事をしようと友人を誘い、自家用車で新宿に向かっていたところ、警戒中の警察官に
職務質問され、隠し持っていた大麻と覚醒剤、注射器などを発見された。
情状証人として出廷したのは、被告の妻であった。中学時代の同級生だった被告とは、平成17年に結婚。
現在は、自分の連れ子2人と、被告との間にもうけた子の計3人の母親であるという。
検察官「被告が薬物をやっている兆候は?」
妻「家に帰ってこない、夜寝ない、水をたくさん飲む、ごはんを全く食べない、目つきがおかしくなるなどの兆候がありました」
検察官「被告に問いつめる努力はしました?」
妻「『こういうことは、しちゃいけないことだから、やってるんだったら、教えてほしい』と言いました」
検察官「自分では、厳しめに言ったつもり?」 妻「はい」
裁判官「ご主人について、どう思ってるの? 子供の1歳の誕生日のときも、家にいなかったわけでしょ?
とんでもないですよね?」
妻「はい…」
裁判官「はっきり言って、ダメダメな状態なんですよ。あなたがしっかり見てないと、またやりますよ!」
よほど頼りなく感じたのか、思わず口をはさんだ裁判官は、大声で吐き捨てるように言った。
それまで毅然とした態度で質問に答えていた妻は、ハンカチを目元にあてて、涙をぬぐい始めた。
(>>2-10につづく)
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