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「全盲」を装い、2008年2月まで約5年にわたり札幌市から
生活保護費の障害加算分など計約540万円をだまし取ったとして
詐欺罪に問われた札幌市南区石山、無職丸山伸一被告(51)の判決が6日、
札幌地裁であり、嶋原文雄裁判長は求刑通り懲役4年の実刑判決を言い渡した。
丸山被告は約半年にわたる公判で「障害があるのに疑われている」と一貫して無罪を主張したが、
嶋原裁判長は判決を言い渡した後、「下手な芝居はやめなさい」と一喝した。
判決によると、丸山被告は1999年に視力障害1級(両眼の矯正視力の和が0・01以下)の認定を受け、
市から障害加算分のほか福祉サービス代などをだまし取っていた。
嶋原裁判長は、丸山被告が2002年と07年に裸眼で運転免許証を更新していたことなどを挙げ、
「通常の社会生活を送るのに、支障のない視力があったことは明らか。
障害者福祉を食い物にした卑劣な犯行」と指摘した。
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