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◆天下り禁止に市長は慎重姿勢
天下りを禁止することはできるのでしょうか?札幌市の下水道設備工事をめぐる官製談合事件で、
上田市長は、きょうの市議会で談合の温床と指摘されている天下りの全面禁止には慎重な姿勢を示しました。
札幌市の中心部ー。市民グループが官製談合の真相究明と談合の防止を求め署名活動を行いました。
(市民)「官製談合よくない。節税にならない」
この市民グループは市議会に、強制捜査権をもった100条委員会の設置を求め、市に陳情書を提出しました。
公正取引委員会から改善要求をうけて初めて開かれた市議会ー。上田市長は冒頭で改めて陳謝しました。
(札幌市・上田文雄市長)「大変申し訳ない。職員の官製談合の意識改革をしっかりやる」
札幌市は弁護士3人で構成する第三者委員会を設置し、公正取引委員会の調査を基に改めて
真相の解明に乗り出すことにしました。
しかし、議員からは官製談合の背景にある天下りを禁止しない限り防げないと質問が相次ぎました。
(公明党・涌井国夫市議)「組織的に官製談合が行われて、またと言わざるをえない」
(共産党・宮川潤市議)「天下りが禁止だということは市長が決断しないとできない。
天下り禁止は市長は最初の選挙で公約にしていた」
(札幌市・上田文雄市長)「天下り全面禁止とは言っていない。職業選択の自由があるのでそこまでは言えない」
上田市長は天下りの禁止については慎重な姿勢を示しました。
自ら官製談合の根絶を宣言した上田市長ー。その実効性が早くも問われています。
STV (2008年11月 5日(水)「どさんこワイド180」)
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