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ミシュラン☆☆店、今度は無農薬野菜偽装 ヒルトン東京
2008年11月5日3時10分
URLリンク(www.asahi.com)
高級和牛「前沢牛」と表示したヒレ肉が、実際は山形産牛だったなどとして、ミシュラン
ガイド東京で二つ星を獲得した高級フレンチレストラン「トゥエンティ・ワン」が、景品
表示法違反(優良誤認)の疑いで公正取引委員会の調査を受けている問題で、「無農薬
野菜」や産地をめぐる表示でも偽装が続いていたことが4日、わかった。
レストランを経営するヒルトン東京(東京都新宿区)の内部調査や、関係者によると、
レストランのメニューやガイド本で「無農薬の野菜」と表示したり、食材ごとの産地を
表示したりしていた。
だが、発注責任者だったフランス人シェフは、農薬使用の有無や産地の指定を怠ったまま
注文。農薬を使った野菜や、産地が異なる食材が入荷され、「偽装」状態が続いたという。
この問題をめぐっては、公取委が9月上旬にレストランへの立ち入り検査を実施。公取委の
指摘を受け、ホテルが調査したところ、遅くとも今年5月以降、ヒレ肉の産地偽装が判明。
レストランの営業を自粛していた。
ホテルは「トゥエンティ・ワン」を閉店し、今月7日からは同じ場所で、フランスの
ミシュランガイドで星一つを獲得している、フレンチレストラン「ル・ペルゴレーズ」の
東京店を新規開店することを4日に公表した。一方で、内部調査も継続するという。
ホテルは再発防止策として、表示の「お目付け役」を配置し、ホテル内の他のレストランに
ついても、食材と表示をチェックするとしている。一方、発注責任者だったフランス人
シェフは、新規店では雇わない方針だという。