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原因不明の難病で米国での心臓移植手術が必要な横浜市緑区の中沢聡太郎ちゃん（１）の
両親らが渡航費や治療費を工面しようと、１０月から始めた募金活動が難航している。
手術費や渡航費など必要額は約１億６０００万円に上るが、集まったのは約３２００万円。
友人らで結成された「そうちゃんを救う会」は３日、同市中区の関内ホールで、元プロ野
球選手の駒田徳広さんが司会を務めるチャリティーイベントを開催し、寄付を呼びかける。
聡太郎ちゃんが原因不明とされる難病「特発性拡張型心筋症」と診断されたのは今年６月下旬。
担当医から「心臓移植しなければ余命半年」と診断された。
現在は同市都筑区の昭和大学横浜市北部病院の集中治療室で人工呼吸器を装着、１５歳未満の
臓器移植が可能な米国に渡る日を待っている。現在は、症状が悪化したり良くなったりを繰り
返しているという。
受け入れ先の病院に手術費を納めてから臓器提供者を探すため、渡米後も約１か月間程度は
手術が受けられない。聡太郎ちゃんの命を救うには一刻も早く、手術費の工面が必要。
同会のメンバーらと両親が１０月初旬から、募金活動を始めたが、思うように募金額は増え
なかった。そんな時、募金活動の新聞記事を読んだ芸能事務所「タクト」社長の松尾由佳さん
が、ＪＲ桜木町駅前の募金活動に立ち寄り、事務所に所属するオペラユニット「ＬＥＧＥＮ
Ｄ」が出演する音楽イベントの開催を提案。来季、横浜ベイスターズのコーチに就任する
駒田さんの協力も取り付けた。
聡太郎ちゃんの母、奈美枝さん（３３）は、「募金額はあの子の命に直結する数字。途方も
ない数字だが、目標額に届いてからがこの子にとってのスタート。どうか協力をお願いします」と話している。
イベントは午後４時開場。入場料は指定席３５００円、自由席２０００円、学生は１０００円。
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