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★40代の子憂う親たちでにぎわう「お見合い」ビジネス
独身のまま40代になる日本人人口が増えるなか、子どもに結婚してもらって平和な老後を
暮らしたい親たちによって、「お見合い」ビジネスが息を吹き返している。
都内ホテルの宴会場にはある日、自分の子どもの将来の伴侶を探そうと200人以上が集まった。
多くは高齢の母親たちで、自分の息子や娘の写真や自己紹介書のコピーを最低10部は持参し、
老眼鏡をかけて相手のプロフィールに目を通していた。
近年、女性の社会的役割が増し、また親の介入なしに自分のパートナーは自分で選ぶ(または
独身でいることを選ぶ)傾向が強まり、お見合いによる結婚は下火となる一方だった。若い人の
多くが家庭よりもキャリア追求に目を向け、出生率の低下の一因ともなってきた。
この日、83歳の女性は44歳の独身の息子の伴侶を探すチャンスが「たとえ1%でもあれば」と
思って参加した。こうした親たちも多くは子どもに、まずは自分で伴侶を見つけて欲しいと思っている。
しかし、孫を欲しいと思う親のなかには、子どもの年齢がネックとなることに気付き落胆して帰る人
もいる。ある父親は、43歳の娘の写真を誰も手にとってくれなかったと意気消沈して会場を後にした。
一方で、36歳の息子の妻となる女性の年齢は31歳まででなければ絶対にだめ、という母親もいた。
■結婚や家庭はリスクと思う女性の増加
国立社会保障・人口問題研究所の2005年の統計によると、30代前半で独身なのは男性で47%、
女性で32%だった。女性だけをみると、この数字は1990年の実に2倍。また18歳から39歳の単身者
のうち約70%が親と同居していた。
URLリンク(www.afpbb.com)
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