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ゆるキャラ：５２体が真剣勝負「おれたちはゆるくない！」 鳥取砂丘で運動会
滋賀県彦根市の「ひこにゃん」など各地のゆるキャラが集結し、運動能力を競う
「第３回ゆるキャラカップｉｎ鳥取砂丘」が２日、鳥取市の鳥取砂丘オアシス広場で
開かれた。詰めかけたゆるキャラファンら約６８００人は、普段は見せない
ゆるキャラの真剣勝負に大きな声援を送っていた。
鳥取県観光連盟が主催。西日本１０県から自治体や企業などのゆるキャラ５２体が集まり、
１５メートル障害物競走▽相撲▽大縄跳びの３競技の総得点で順位を争った。
障害物競走では、ゆるキャラたちが大玉転がしの後、コーンを回り、ロック音楽に乗せて
エアギターを披露。普段はおとなしいキャラが全身を激しく揺らしてアピールする姿に
歓声が起きた。相撲は、”ゆるさ”をみせない真剣勝負。着ぐるみの頭がとれてしまう
ハプニングもあった。最後は「ゆるキャラ音頭」をみんなで踊り、
「おれたちはゆるくない！」と宣言した。
総合優勝したのは、鳥取県湯梨浜町の中国庭園「燕趙園（えんちょうえん）」のキャラ
「天天」。岡森裕大会委員長は「地域や特産物を応援しているゆるキャラたちを
これからも温かく見守ってほしい」と話した。
人気者のひこにゃんは、地元彦根のイベントのため競技には不参加。”瞬間移動”で
午前と午後の２回、姿を現し、人気投票にだけ参戦した。姿を見せると、写真や握手で
もみくちゃにされ、人気ぶりを見せつけたが、集計の結果は、鳥取県の「トリピー」が
昨年に続いて１位。王座を防衛した。
ゆるキャラ好きの東京都大田区の会社員、伊沢清子さん（２７）は「トリピーがかわいい」
と投票。抽選で温泉宿泊券が贈られ、「また鳥取に来ます」と笑顔を見せていた。
毎日新聞【小島健志】 2008年11月2日
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