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★国連「琉球民族は先住民」/人権委認定 文化保護策を日本に勧告
国連のB規約(市民的および政治的権利)人権委員会は三十日、日本政府に対して
「アイヌ民族および琉球民族を国内立法下において先住民と公的に認め、文化遺産
や伝統生活様式の保護促進を講ずること」と勧告する審査報告書を発表した。
同委員会の対日審査は一九九八年以来、十年ぶりで、人種差別・マイノリティーの
権利として「琉球民族」が明記されるのは初めて。 勧告では、「彼らの土地の権利
を認めるべきだ。アイヌ民族・琉球民族の子どもたちが民族の言語、文化について
習得できるよう十分な機会を与え、通常の教育課程の中にアイヌ、琉球・沖縄の
文化に関する教育も導入すべきだ」と求めている。
国内の人種差別問題などで同委員会の委員らに働き掛けてきた反差別国際運動
日本委員会は「日本政府はこれを重く受け止めて、国際人権基準に合致した履行
に努めることが求められる」と評価した。
同勧告をめぐっては、沖縄市民情報センター(喜久里康子代表)なども同委員会に
琉球・沖縄に関する報告書を提出していた。
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