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★ 来月閉鎖の種子島いわさきホテル 宇宙機構が取得意向
12月半ばで閉鎖する岩崎グループの種子島いわさきホテル(南種子町)について、
宇宙航空研究開発機構が取得の意向を示していることが31日、分かった。岩崎
芳太郎社長は「固定資産評価額以上なら売却しても構わない」と前向きに検討して
おり、交渉が注目される。
岩崎社長によると、同グループは当初、最低価格を設けたうえで、10月中に入札を
実施し、ホテルの譲渡先を決める予定だった。9月に入り、宇宙機構側から「賃借
したい」との意向が伝えられ、作業を中断。最近になって「取得したい」に変わった
という。
ホテルは、種子島宇宙センターから約1キロの距離。ロケット打ち上げ時は毎回、
関係者の宿泊先として利用されてきた経緯がある。
宇宙機構側が、ホテルをどういう目的で取得するのかは明らかではない。宇宙機構は
「商取引上のことなので、今のところコメントは差し控えたい」と話している。
いわさきホテルは1990年5月開業。三十数億円かけて、本館に客室57、ヴィラ棟に
26室のほか、バンケットホール、大型プールなど備える。関係者によると、固定資産
評価額は10億円に近い。宇宙機構側は鑑定作業の準備を進めているとみられる。
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