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夕張の市営住宅、売値は1000円 財政難で改修費なく
北海道夕張市は30日、財政破綻(はたん)後の人口激減で空き家が目立つ市営住宅の中から
比較的頑丈な2棟4戸を選び、まとめて「土地付き千円」で売り出すことを決めた。
築54年でかなり老朽化しており、ふつうに住めるように改修するには100万円以上はかかると見られるが、
市の担当者は「それでも安いはず。自然豊かな夕張でぜひスローライフを」と売り込んでいる。
売却するのは、小高い丘の上にあるブロック造りの平屋建て2棟と土地約630平方メートル。
10年以上空き家で、今後も入居希望者が現れる可能性はなく、建物を解体しないまま売却することにした。
雪が積もる前にと11月6日に入札することとし、解体費も算入した査定をもとに最低入札価格を千円と決めた。
条件は、住宅用地として使うことと、景観に配慮して3カ月以内に解体・改修に着手することなど。
市の財政再建計画には住宅改修費も解体費も盛り込まれておらず、
このまま放置しても積雪で倒壊するなど荒れる一方と見られていた。
今回の試みがうまく行けば、同様の物件売却を続け、財政再建の一助にするとともに、
わずかながら人口増にもつながればという狙いだ。
担当者は「これからの季節だと少々寒いかもしれないが、夕張の冬を実感したいという人もいるのでは」と期待する。
問い合わせは夕張市総務課税務管財グループ(0123・**・****)へ。(本田雅和)
朝日新聞 2008年10月31日9時0分
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「千円」で売り出される市営住宅2棟=北海道夕張市鹿の谷東丘町
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