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総合商社「伊藤忠商事」子会社のゴルフ場運営会社「イトーピア千葉」（千葉県
茂原市）の元社長が売上金などを着服していたとして、県警捜査２課と茂原署は
２８日、業務上横領の疑いで、同社の元社長、
岩切卓嗣容疑者（６１）＝浦安市入船＝を逮捕した。
調べによると、岩切容疑者は、同社社長を務めていた平成１７年９月～１９年
１月、同社が保管していた売上金や銀行預金の積立金から、仮払金名目で
１９回にわたり計８０３８万円を支出するよう社員に指示し、その金を着服した
疑い。
岩切容疑者は多額の投資で個人的な借金がかさみ、「返済のために使った」
と容疑を認めているという。着服額は約２億５０００万円に上るとみられ、
県警が余罪を追及している。
岩切容疑者は伊藤忠商事から１５年５月にイトーピア千葉専務、１７年８月に
社長に就任。伊藤忠商事の内部調査で不正が発覚した１９年５月に解任され、
業務上横領罪で県警に告訴されていた。
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