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・「男女共同参画」の視点から、トイレのマークに同一のデザインを採用してきた大府市が
揺れている。男女の区別が付かず、迷う人が多いため。「分かりやすさ」の面から、現在
建設が進む施設には、新しいマークを取り入れる方向で検討中だ。
市役所のトイレのマークは男女とも緑色で、便座に人が座ったデザイン。その下に
「男/おとこ/Men」などと表示して区別している。2000年に建設された時、業者が提案した
デザインの中から選んだ。
「女は赤でスカート」などの従来型のマークでは「区別が固定化して差別を生むことを懸念し、
いっぺん同一にしてみようかと(踏み切った)」と当時総務部次長だった久野孝保市長は
振り返る。その後JR大府駅など4カ所の市施設にも採用し、理解を求めてきた。しかし、
浸透するまでには至らず、来年度オープンする市民活動センターには、障害者や外国人にも
分かりやすいデザインの観点も加えることを検討している。
男女統一のトイレマークは、1996年に県の女性総合センター(ウィルあいち)が、男女とも
文字だけの表示を採用したのをきっかけに広がった。知多市でも一時採用したことがあった。
流れが変わったのは、05年に国の男女共同参画基本計画に「トイレ表示を同色にする
ことは、男女共同参画の趣旨から導き出されるものではない」と明記されてから。
ウィルあいちも現在、試験的にスカートなどのマークを付け、利用者の反応を調べている。
中部の空の玄関、中部空港は男はヒト形、女はスカートのマークだ。「JISマークを基準に
白抜きにしたり赤青で表示したりしている」と同空港広報。公共施設はこの02年に制定された
JISを採用している例が多い。トイレ製品を手掛けるINAXは「間違って入ると影響が大きい
だけに、男女別が分かりやすい配慮が必要。形で区別する場合が多く、施設全体のデザインの
中で決まります」。(一部略)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
※問題のトイレマーク:URLリンク(www.chunichi.co.jp)
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