08/10/28 10:55:44 RZnc82QD0
○西村委員
今回の阪神大震災に際しまして、皇太子殿下御夫妻が中東訪問に行かれた、
そのことについて週刊誌等で皇室批判というふうな記事が、なぜこのときに
行くんだというふうな批判記事が出始めまして、私も憂慮をしておったところ
でございます。
そういうところに、文芸春秋で、私もよく本を拝読する江藤淳さんが、
ある意味では激烈な記事を書かれておる。これはちょっと黙っておれないので、
その弁解というふうな意味で承るという趣旨ではないのですけれども、
御見解だけはこの場ではっきりお伺いしておこうと。
激烈な批判文でございます。
「あなた方は」、あなた方というのは外務省のことですが、
「一体皇族を外務省の特別職員とでも思っているのか。宮内庁の面々にも
私は問いたい。」「あなた方の考える皇室とは何なのですか。」
そういうふうな激烈な面で、「震災に遭遇し犠牲者の遺体がまだあちこちに
埋まっているその最中に、あたかも何も起こらなかったがごとく、
皇嗣が外国を歩いておられるとは何事であるのか。」
なぜ自分がこれを言うかといえば、「夫れ知って言はざるは不忠なり。
知らずして言ふは不智なり。臣等縦ひ不智の諺を受くるとも、
決して不忠の臣たるを欲せず」。
こういうふうに書かれております
第132回国会 安全保障委員会 第3号
平成七年二月十七日(金曜日)
URLリンク(kokkai.ndl.go.jp)