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★「ネットにはパソコンより携帯」が50%超:IBM 調査
IBM の最新調査によると、消費者の50%以上が、インターネットをする際はパソコンより
携帯端末を使いたいと考えているという。この結果は、携帯端末が、次世代コンピューテ
ィング デバイスの座をつかみつつあることを示すものだ。
IBM は、米国、中国、イギリスのユーザー600人を対象に、携帯端末でのインターネット
利用について好ましい点、好ましくない点を調査した。その結果、判明したのが上のよう
な傾向だ。
また調査の結果、携帯端末を使ったインターネット活動の中でも、今後は特に通信、
ナビゲーション、および情報サービスが最も人気を集めると予想されるという。なお携帯
端末の利用者は現在、世界人口の50%を占めるが、2013年には80%、すなわち58億人
に達すると見られている。
IBM のエレクトロニクス業界担当グローバル コンサルティング リーダー、Sungyoul Lee
氏は声明の中で次のように述べている。「まもなく世界中で、携帯電話がネット接続の
主流デバイスとなるだろう。人々が移動中でも簡単にネットにアクセスして利用できる
ように、今こそ企業は直感的なアプリケーションやサービスを開発すべきだ」
今回の調査では、携帯端末によるインターネット利用が、2011年までに少なくとも40%
増加すると予想した回答者が全体の39%にのぼった。中でも成長著しいのが中国など
の新興インターネット市場で、同調査では、中国の携帯端末ユーザーが最も速いペース
でモバイル Web を取り入れていることが判明した。
また今後、携帯端末からの利用が増えそうなサービスには、ナビゲーション、ソーシャル
ネットワーク、インスタント メッセージ、ニュース配信などが挙がった。調査の結果、
回答者の71%が、こうした用途でのモバイル Web 利用を増やしていく予定だと答えている。
それでも、一部の用途では依然としてパソコンが優勢だ。調査では、オンライン バンキング、
株取引、一般的な検索については、デスクトップで行なうと答えた消費者が過半数を占めた。
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