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故障のため所属実業団を解雇され、名古屋市の会社で働きながらレース復帰を目指していた
ケニア出身の男性ランナー2人が今月、名古屋入国管理局に収容された。26日に岐阜県で
行われたハーフマラソン大会にエントリーしていたが、走れなかった。名古屋入国管理局は在留資格
がないと判断している模様で、最終決定されれば、2人は国外退去となり、日本での競技生活の道を絶たれる。
2人はサイモン・マイナ・ムニさん(30)とジョセフ・モワウラ・カマウさん(20)。
支援する尾張旭ランニングクラブ会長の渡辺隆秀さん(50)によると、サイモンさんは97年、
ジョセフさんは03年に来日し、アマチュアスポーツ選手としての在留資格が認められた。それぞれ
愛知県と新潟県の実業団に所属、名古屋ハーフマラソン優勝(サイモンさん)、京都ハーフマラソン
入賞(ジョセフさん)などの好成績を収めてきた。
しかし、昨年2人とも足を故障して実業団を解雇され、名古屋市港区の自動車部品会社に
再就職。2人を支援するため、会社は陸上部を作って日本陸上競技連盟に登録し、2人はアマ
選手としての在留資格延長手続きを済ませ、今秋からのレース復帰を目指して愛知県内で練習
に励んでいたという。
こうした中で2人は今月6日、名古屋入管に収容された。入管は収容理由を明らかにしていないが、
支援者らによると(1)約1年間レースから遠ざかっている(2)現在の所属先が陸上界で無名(3)
会社での勤務時間が長い--などから、在留資格に該当しない単純労働者とみなされた可能性が強いという。
一緒にトレーニングもしていた渡辺さんは「けがも治って練習を積んできたし、手続きを踏んでいると
思っていたので在留資格がないというのは納得できない。2人にレースを走るチャンスを与えてほしい」と話している
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