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// ドストエフスキー人気、ロシアで関心=「壊れた心」が救い求める-亀山氏
日本でミリオンセラーとなったドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の翻訳者
である東京外国語大学の亀山郁夫学長は24、25の両日、モスクワで公開対談
などを行い、日本におけるドストエフスキー人気の高まりを紹介した。ロシアでは
ドストエフスキーの重厚な小説は若者から敬遠されており、日本でのブームは
モスクワ市民の強い関心を呼んだ。
亀山氏は「資本の暴力」が支配するグローバル化とインターネットに代表される
テクノロジーの影響下で、「人間の心が根本的に壊れ始めているとの予感を
ぬぐえない」と指摘。自殺率が先進国で1位となっている日本ではこの兆候が
顕著だと述べ、「自らつくり出したテクノロジーによって壊れた日本人の心が人間
精神の破壊を見詰め、救いをテーマにしたドストエフスキーを発見した」とブーム
の背景を分析した。
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