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(>>1の続き)
同社幹部は「政治家とのパイプがあれば、今後も、何かの時に役立つ」と、社長を
説得したという。手数料は飲食店の領収書を集め、会社の交際費として処理した。融資の
返済は、昨年末ごろから滞っている。
◇
「おたくからも手数料がほしい」。都内の機械部品製造会社の元社長は05年9月、
新銀行から、年利数%で約4000万円の融資を受けた直後、仲介を頼んだ別の
男性ブローカーから、融資額の15%もの手数料を要求された。金額にして約600万円。
「冗談じゃない。金利と合わせて、どれだけの負担になるんだ」
男性ブローカーを紹介されたのは販売先の企業の役員だった。手数料の支払いを約束した
覚えはなかったが、断り切れず、「顧問料名目」で融資の約1%の約35万円を支払った。
当時、開発した機械装置の製造段階に入っていた。「運転資金はいくらでも欲しかった。
今にして思うと、ブローカーにつけ込まれただけで、新銀行への影響力はなかったかも
しれない」と、元社長は悔やんだ。
同社は昨年10月に経営破綻(はたん)し、融資のほぼ半額が焦げ付いている。
(新銀行問題取材班)
(2008年10月26日03時09分 読売新聞)